「ストラテジー&リサーチ・リテラシー」第8回講義を行いました

 2021年11月15日(月)に「ストラテジー&リサーチ・リテラシーゼミ」(担当教員:西尾尚子・林靖人・勝亦達夫)の第8回講義が行われた。

 今回の授業テーマはフィールドワークの計画「午後編:班別行動の計画」だ。

|各々が思い描く理想のコミュニティ

 授業の前半は班の中で「理想のコミュニティ作り」について話し合った。各々が思う理想のコミュニティについて付箋に書き出し、そのあと林先生からコミュニティについてお話いただいた。自分が理想とするコミュニティを持ち、仮説を立て、自然調査、インタビュー、アンケートなどによりインプットを行うことによってコミュニティの現状を知ることが必要である。そして理想と現実の違いを知りその理由を考え、その問題があれば解決する案を考えることが重要だと理解した。
 また、GISを用いた調査票の作り方を学んだ。専門的な知識がなくとも簡単に作成することができ、結果の表示も容易であるため便利だと感じた。実際にフィールドワークで使うことも視野に入れたい。

|フィールドワークでの班別行動の計画

 11月20日に実施されるフィールドワークは、午前は受講生全員で、奈良井区と宗賀地区を観察する。午後は、班ごとに着目したい視点を定めてフィールドワークを行う。本日の授業の後半では、グループに分かれフィールドワークの午後の班別行動についてどうするかを話し合った。授業の前半で話し合った理想のコミュニティの考えを元に行き先を決めた。そして自分達が考えた理想のコミュニティと比較するために、どうすれば現実にあるコミュニティの現状を知ることができるのかを考えた。
 それぞれの班でどういったところに注目することで現実のコミュニティが見えるのかという意見が飛び交った。私達の班では、現代のコミュニティの在り方の例として、「スナバ」を見学したいと考えている。別の班では、「えんぱーく」や「えんてらす」のような塩尻市が運営している市民のために交流センターを見に行くという案が出たようだ。世代を超えた繋がりなど、コミュニティの形成において地域施設がどのような役割を果たしているのか明らかにしたい。

|終わりに

 本日は11月20日のフィールドワークの午後の予定を確認し、どこに注目するかという「構え」を作る作業となった。今回の授業を生かし当日のフィールドワークを有意義な時間にしたいと思う。

writer:繊維学部 先進繊維・感性工学科1年
ストラテジー&リサーチ・リテラシーゼミ受講生
市村修蔵