「ストラテジー&リサーチ・リテラシー」フィールドワーク(第9回講義)を行いました

2021.11.27

 2021年11月20日(土)にストラテジー強化フェーズ「ストラテジー&リサーチ・リテラシーゼミ」(担当教員:西尾尚子・林靖人・勝亦達夫)の授業の一環として、塩尻市でフィールドワークが行われました。 このフィールドワークは、これまでに学んできたインタビューの方法を実践する機会となりました。

|奈良井区

 午前のフィールドワークでは、まず奈良井区に行きました。そこでのコミュニティ活動の様子を見学するために、区長さんに奈良井宿を歩きながら所々止まり説明を受けました。
 初めに見学した鎮神社は奈良井宿の南側に位置しています。ここは、祭りの時には地域外の移住した若者も戻ってくることから祭りが地域コミュニティの維持に一役買っているとのことでした。
 奈良井宿は木造の建物が多く昔ながらの街並みがそのまま残っている場所です。木造であるが故に大きな火災にならないように、消火栓がいたる所に整備されており、景観に馴染むようその外観は木でできていました。中身を見るとホースが格納されており、日中は女性しかいないこともあるため女性でも扱いやすいように、通常よりも細いホースを使用しているという工夫を伺いました。地域コミュニティの力で防災や減災につながる可能性があることを感じました。
 その他にも建物の特徴として軒先が長く、雨が降っても人が軒先を歩ける構造になっていることや、江戸時代のルールとして、看板を出すときに江戸川は平仮名、京都側は漢字と区別しておりその名残が今も残っていることを教えてもらいました。 歴史的街並みのお話から現代のコミュニティの話まで幅広く学ぶことができました。

宗賀地区

 次に宗賀支所に行き、宗賀支所長の方とどんぐりプロジェクトの責任者の方に説明をしていただきました。
 どんぐりプロジェクトは小学生が自然と触れ合う機会が少なくなっている中で、荒廃している学友林を活用できないかと地元の方が立ち上がり、プロジェクトが始動しました。運営をしているのは仕事をセミリタイアしたおじいちゃん世代の方達で、生き生きと活動をされていました。「ずっと家にいるよりも、外に出て孫世代の子供たちと一緒に活動することで得る学びがあり元気になれる」と笑顔でお話してくださいました。
 その後、実際にどんぐりプロジェクトの1つの取り組みである「どんぐり夢広場」へ行き、子供たちの遊びの場を見学しました。実際に子供たちが作ったツリーハウスにも登らせていただき、貴重な体験ができました。

午後の行動

 午後は班ごとの行動です。私の班は初めにシビックイノベーション拠点「スナバ」に、TAの浅川さんに案内をいただき訪問しました。スナバでは担当の方からスナバの設立経緯、現状の運営体制など教えていただきました。社会課題を解決する事業を生み出すしてくことをビジョンとして、課題意識を持った想いのある当事者に 必要なリソースや学びを提供し事業が一歩でも前に進むよう全力で伴走することをミッションにしているとのことでした。その後、実際に起業を考えている生徒から担当の方へ質問があり、起業をしようとする中で悩んでいる事をじっくりと時間をかけて対応していただきました。

 他の班では、市民交流センター「えんぱーく」、北部交流センター「えんてらす」や「ミミー商店」を見に行ったようです。来週の授業では、他の班の人が訪れた場所について説明が聞けるようなので、楽しみです。

最後に

 今回のフィールドワークでは、授業の中で学んだインタービュー方法などを実践し、その地域の課題などを肌で感じることができたと考えます。奈良井区では歴史的街並みの保守、宗賀地区では地域での子供の学び、スナバではイノベーションという様々な視点でのコミュニティの形があることを学びました。また、フィールドワーク当日だけでなく、その後も見学した施設の方と新たな活動の創出があり、この授業をきっかけに自らのスキルアップのきっかけになったのではないでしょうか。

Writer.経法学部応用経済学科1年
ストラテジー&リサーチ・リテラシーゼミ受講生
草間岳

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